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からかるゝけしきなれは🔗
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く似給へるものかなと思にもまつそかなしき秋の空はいますこしなかめのみま🔗
さり侍つれ〱のまきらはしにもとおもひてさいつ比うちにものして侍き庭も🔗
まかきもまことにいとゝあれはてゝ侍しにたへかたき事おほくなん故院のうせ🔗
給てのち二三年はかりのすゑに世をそむき給しさかのゐんにも六条院にもさし🔗
のそく人のこゝろおさめんかたなくなん侍りける木草の色につけても涙にくれ🔗
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けれかた〱つとひものせられける人〱もみな所〱あかれちりつゝをの🔗
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さめんかたなくおほえけるまゝにものおほえぬ心にまかせつゝ山はやしにいり🔗
ましりすゝろなるゐ中人になりなとあはれにまとひちるこそおほく侍けれさて🔗
中〱みなあらしはてわすれくさおふして後なんこの右のおとゝもわたりすみ🔗
宮たちなともかた〱ものし給へはむかしに返たるやうにはへめるさるよにた🔗
くひなきかなしさとみ給しこともとし月ふれは思さますおりのいてくるにこそ🔗
はとみ侍にけにかきりあるわさなりけりとなんみえ侍かくはきこえさせなから🔗
もかのいにしへのかなしさはまたいはけなくも侍ける程にていとさしもしまぬ🔗
にやはへりけんなをこのちかき夢こそさますへきかたなく思給へらるゝはおな🔗
し事よのつねなきかなしひなれとつみふかきかたはまさりて侍るにやとそれさ🔗
へなん心うく侍とてなき給へる程いとこゝろふかけ也むかしの人をいとしも思🔗
ひきこえさらん人たにこの人のおもひ給へるけしきをみんにはすゝろにたゝに🔗
[Page 1718]
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つねよりもおも影に恋しくかなしく思ひきこえ給心なれはいますこしもよをさ🔗
れてものもえきこえ給はすためらひかね給へるけはひをかたみにいとあはれと🔗
思ひかはし給ふよのうきよりはなと人はいひしをもさやうに思ひくらふる心も🔗
ことになくてとしころはすくし侍りしをいまなんなをいかてしつかなるさまに🔗
てもすくさまほしく思ふ給ふるをさすかに心にもかなはさめれは弁のあまこそ🔗
うらやましくはへれこの廿日あまりの程は彼ちかきてらのかねの声もきゝわた🔗
さまほしくおほえ侍をしのひてわたさせ給てんやときこえさせはやとなんおも🔗
ひ侍つるとの給へはあらさしとおほすともいかてかは心やすきをのこたにゆき🔗
ゝのほとあらましき山道にはへれは思ひつゝなん月日も隔り侍この宮の御き日🔗
はかのあさりにさるへき事ともみないひをき侍にきかしこはなをたうときかた🔗
におほしゆつりてよ時〱み給ふるにつけては心まとひのたえせぬもあいなき🔗
につみうしなふさまになしてはやとなん思給ふるをまたいかゝおほしをきつら🔗
んともかくもさためさせ給んにしたかひてこそはとてなんあるへからむやうに🔗
[Page 1719]
の給はせよかしなに事もうとからすうけ給はらんのみこそほいのかなふにては🔗
侍らめなとまめたちたる事共をきこえ給経仏なとこのうへもくやうし給へきな🔗
めりかやうなるついてにことつけてやをらこもりゐなはやなとおもむけ給へる🔗
けしきなれはいとあるましき事也猶なにことも心のとかにおほしなせとをしへ🔗
きこえ給日さしあかりて人〱まいりあつまりなとすれはあまりなかゐもこと🔗
ありかほならむによりていて給なんとていつこにてもみすのとにはならひ侍ら🔗
ねはゝしたなき心ちし侍りてなんいま又かやうにもさふらはんとてたち給ぬ宮🔗
のなとかなきおりにはきつらんと思給ひぬへき御心なるもわつらはしくてさふ🔗
らひのへたうなる右京のかみめしてよへまかてさせ給ひぬとうけたまはりてま🔗
いりつるをまたしかりけれはくちおしきをうちにやまいるへきとの給へはけふ🔗
はまかてさせ給ひなんと申せはさらはゆふつかたもとていて給ひぬなをこの御🔗
けはひありさまをきゝ給たひことになとてむかしの人の御心をきてをもてたか🔗
へて思ひくまなかりけんとくゆるこゝろのみまさりて心にかゝりたるもむつか🔗
しくなそや人やりならぬ心ならんと思返し給ふそのまゝにまたさうしにていと🔗
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ほときてしとけなき御心にもかゝる御けしきをいとあやふくゆゝしとおほして🔗
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こえさせ侍らさりしをまたこの月にもまうてゝけふかへり給なめりゆきかへり🔗
のなかやとりにはかくむつひらるゝもたゝすきにし御けはひを尋きこゆるゆへ🔗
になんはへめるかのはゝ君もさはる事ありてこのたひはひとりものし給めれは🔗
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