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手つからといふはかりさとにてそつくりゐたりける君はこしらへわひ給ていま🔗
はしめぬすみもてきたらむ人の心ちするもいとおかしくてとし比あはれとおも🔗
ひきこえつるはかたはしにもあらさりけり人の心こそうたてある物はあれいま🔗
は一夜もへたてむ事のわりなかるへき事とおほさるの給しもちゐしのひていた🔗
う夜ふかしてもてまいれり少納言はおとなしくてはつかしくやおほさむと思や🔗
りふかく心しらひてむすめの弁といふをよひいてゝこれしのひてまいらせ給へ🔗
とてかうこのはこをひとつさしいれたりたしかに御枕かみにまいらすへきいは🔗
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といふわかき人にてけしきもえふかく思よらねはもてまいりて御枕かみの御き🔗
丁よりさしいれたるを君それいのきこえしらせ給らむかし人はえしらぬにつと🔗
めてこのはこをまかてさせ給へるにそしたしきかきりの人〱おもひあはする🔗
事ともありける御さらともなといつのまにかしいてけむけそくいときよらにし🔗
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へしのふるをかくわたらせ給へるになむ中〱なときこえ給てむかしにならひ🔗
侍にける御よそひも月ころはいとゝ涙にきりふたかりて色あひなく御らむせら🔗
れ侍らむと思給れとけふはかりは猶やつれさせたまへとていみしくしつくし給🔗
へる物とも又かさねてたてまつれ給へりかならすけふたてまつるへきとおほし🔗
ける御したかさねは色もをりさまもよのつねならす心ことなるをかひなくやは🔗
とてきかへ給こさらましかはくちをしうおほさましと心くるし御返に春やきぬ🔗
るともまつ御らむせられになんまいり侍つれと思給へいてらるる事おほくてえ🔗
きこえさせ侍らす🔗
  あまた年けふあらためし色ころもきては涙そふるこゝちするえこそおもひ🔗
たまへしつめねときこえ給へり御返🔗
  あたらしきとしともいはすふる物はふりぬる人の涙なりけりをろかなるへ🔗
きことにそあらぬや🔗